本予告&本ビジュアルが解禁!!
江戸時代前期、荘厳な北の大地でアイヌと和人の争いの渦中で闘う一人の青年がいた。
主人公の高坂孝二郎(寛一郎)は兄、栄之助(三浦貴大)とともにアイヌとの交易で得た品を他藩に売る仕事をしていた。師範の大川(緒形直人)の「松前藩士は蝦夷地に入って一人前だ」という言葉を胸に、交易の旅で初めて蝦夷地に向かう決心をした孝二郎は、兄、そして高坂家の使用人である善助(和田正人)を伴って北の大地に赴く。「兄上が一緒なら心配ない」と自信を覗かせる孝二郎だったが、ある夜、使用人の善助の不審な行動を見つけた栄之助は、善助に殺害されてしまう…。兄の敵討ちを誓い善助を追って森の奥深くへと向かった孝二郎だったが、追いかけた先ではアイヌの間で和人への反発の動きが高まっていたーー。そんな中、孝二郎は脇腹を刺され負傷してしまう。瀕死の孝二郎を救ってくれたのは、敵であるはずのアイヌの人々だった。孝二郎は、アイヌの人の優しさに触れ、和人とアイヌの間にある深い溝や真実を知ることとなる。和人とアイヌの間で揺れ動く孝二郎。兄を殺され、復讐を誓った若き侍が選んだ道とは-。
主題歌は中島みゆきの名曲「一期一会」!!
壮大な世界観を盛り上げる!!
江戸時代前期、<蝦夷地>と呼ばれた現在の北海道を領有した松前藩がアイヌとの交易をおこなっていた史実が基になっている本作。
生まれた土地や文化の違い、彩りにあふれたこの世界で、人は共に生き、歩んでいくことができるのだろうか—。
殺された兄の復讐心に燃える松前藩の主人公が、アイヌの人々との交流を通じて、己の価値観や生き方を模索してゆく。
コロナ禍が収束に向かいつつあった国際社会では、ロシアによるウクライナへの侵攻や、イスラエルによるガザ地区への攻撃など、戦火による憎しみの連鎖が止まらないという厳しい現実がある。また、人種や民族、国籍や信仰する宗教などを理由に排斥、或いは、迫害するような傾向による<分断>も顕在化。『シサㇺ』は江戸時代を舞台にした物語だが、現代に通じる不寛容な社会を描いているという普遍性が備わっている。北海道の大自然をバックに、激動の歴史の渦に巻き込まれた武家の若者がアイヌの異なる風習や文化に触れ、それらを理解することによって己の人生を見つめ直してゆく。
本作は過去の歴史を描いた作品でありながら、現代に通じる社会問題を訴求させたる、 壮大な歴史スペクタクルの世界となっている。
そんな壮大なテーマを抱えた本作の主題歌に、中島みゆきの40作目のシングル曲「一期一会」が決定いたしました!
この度、主題歌に決まったのは、2007年に発売された中島みゆきの40作目のシングル曲『一期一会』。初めて訪れるアイヌの土地で、そこに暮らす人々の異なる風習や文化に触れたことにより、己の人生を見つめ直してゆく主人公の心情が楽曲の世界観に完全にマッチすることから、エグゼクティブプロデューサーの熱い願いにより本作の主題歌に決定しました。