
シュールな魅力にあふれる無口で無表情な 宇宙人・ジュールズの姿を捉えた衝撃の本編映像が解禁!
このたび解禁された本編映像では、ベン・キングズレー演じる主人公ミルトンの穏やかな日常が一変する、決定的な瞬間が描かれます。
庭に墜落したUFOを前に、呆然と立ち尽くすミルトン。するとその傍らには、毛布にくるまった宇宙人の姿があった。怯えるどころか「中は暖かいよ」と自宅へ招き入れるミルトンと、水を飲み、差し出されたりんごを口にするジュールズ。ふたりのやり取りは、どこかシュールでありながら、不思議な愛らしさに満ちています。
人生の終盤に訪れる“未知との遭遇”がもたらす、ユーモアと驚きに満ちた物語の幕開けを予感させる映像となっています。
マーク・タートルトーブ監督のインタビューが到着!
マーク・タートルトーブ監督が本作に込めた想いを語ったインタビューが到着。
ユーモアと切なさが同居する本作について、脚本に惹かれた理由から、衝撃的な猫のシーンについて、さらには作品に込めた父への想いを語る必見の内容となっています。
――本作は突飛な設定でありながらもすごくハートウォーミングな作品でもあり、その中にも老人の孤独といった切なさも描かれていました。この脚本を読んだ時は、どういう点に惹かれたのでしょうか?
どの作品を手掛けるにしても、素晴らしい脚本でないといけない、というのが前提条件としてあります。僕が追い求める作品は、ラテン語でいう “sui generis”であるもの。これは2つとない類まれなもの、唯一無二なもの、という意味で、そういう作品を探しています。なんといっても身長150センチぐらいの、リンゴを食べるエイリアンの物語なんてなかなかないわけですからね。しかも脚本を読んでみたら、すごく心を打つものがあったんです。ユーモアを散りばめて観客を笑わせながらも、ちゃんと深遠なものを語り、メッセージを打ち出している。そんなところがすばらしいなと思ったんです。
人は誰しも年老いることで、自分のいろんな身体能力やメンタルの能力を失っていくわけですが、年老いることとは何なのかを語る美しいストーリーだと思いました。老齢に差し掛かったとしても、友情を育むことができるし、生きることの意味、意義を見出すことができる。そうしたことを描き出しているということも素晴らしいなと思って。これは僕がやらねばならない物語だと思ったんです。
――監督の経歴を振り返ると、『リトル・ミス・サンシャイン』『フェアウェル』など、プロデューサーとして数々の作品を手がけられてきたわけですが、その経歴が今回の監督作に活かされたところ、影響を与えたところはありますでしょうか?
自分としては、プロデューサーとしての仕事が今回の監督作に影響を与えたか、ということはあまり意識してなかった。ただ意識下では、もしかしたらプロデューサー業の影響はどこかにあったのかもしれないですけどね。そもそも監督というものは、役者の演出をどうつけるか、美術をどうするか、カメラワークをどうするか、といった具合に、やはりそれぞれ自分なりのアプローチを見つけていかないといけないものだと思っているんです。
そういう意味で言うと、プロデュース業と同じぐらい、自分の中での大きなウェイトを占めているのが、これまで自分が観てきた映画ですね。それと自分の中の本質的な部分がそのまま映画に持ち込まれているように感じているんです。僕の場合は、ユーモアがあって、ものすごく心の琴線に触れる何か、深みのようなものがあって。ちゃんと確固たるテーマを打ち出していくような作品が大好きなんですが、それは自分自身がそういう人間だから、ということだと思うんです。これが25歳の時に撮った作品なら全然違う作品になっていたかもしれないですけど、この作品がこういう作品になったのは、今この年齢に差し掛かっているからかもしれないですね。
――途中で登場する猫のシーンについて、考えさせられるものがありました。日本には猫好きな観客も多く、中には悲しくなってしまう方もいらっしゃるかもしれないですが、なぜあの描写を本作に織り込んだのでしょうか?
もともと脚本に書き込まれていたストーリーラインだから、ということではあります。ただなんとも奇妙で、ありえない設定なので、もしかしたら気分を害してしまう方がいらっしゃるかもしれません。脚本家のギャヴィン・ステクラーにも「なんでUFOを飛ばすのに猫が必要なの? どうやって思いついたの?」と聞いたんです。すると彼は「UFOの燃料でまず思いつかないのは何だろうと考えた時に、それは猫じゃないかと思い浮かんだ」というんです。それで妙に納得させられてしまった、ということです。
――最後のエンドクレジットのところで、お父様に捧げるとあったのですが、監督自身のお父様への思い、関係性とはどういったものだったんでしょうか?
実は今、(オンラインインタビューで使われたPC上の)画面に映っている部屋の後ろにも父の写真があるんですよ。これに関しては、僕が前に監督した『アグネスと幸せのパズル』という作品が女性の物語だったので母に捧げた、ということがあって。そして今回はベン・キングズレー演じるミルトンという男性が主人公の物語なの
で、父に捧げたというわけなんです。
ミルトンが老いていく様が、自分の父を思い起こさせたんです。父はミルトンのようにキッチンのものをトイレに置き忘れる、ということもなかったですし、アルツハイマーや記憶障害を患ったわけではなかったんですけども、脳梗塞を患っていたものですから。やっぱり少しずつ衰えていったんですよね。次第に歩けなくなり、口も聞けなくなった。そんな風に衰えていく父の姿を見たんです。
でもそんな状態であっても喜びだけは忘れない人でした。いつも笑顔だったし、僕が色々語り聞かせるストーリーも楽しそうに聞いてくれた。そんな父の姿を、ミルトンの姿に投影したというところがあって。それでこの映画を父に捧げたんです。
ヒューマントラストシネマ有楽町にてトークイベントの開催が決定!
■実施概要
日時:3/29(日)12:10の回上映後トーク
場所:ヒューマントラストシネマ有楽町
(東京都千代田区有楽町 2-7-1 有楽町イトシア・イトシアプラザ 4F)
登壇者:赤ペン瀧川(映画プレゼンター)
入場者特典:特製ステッカー
■チケット販売
料金:通常料金(無料招待券使用不可)
オンライン販売:3/27(金)0:00〜3/29(日)11:50まで
劇場窓口販売:3/27(金)劇場オープン時間~開始
【注意事項】
※登壇者は予定につき、予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。
※転売目的でのチケットのご購入は固くお断り致します。
※トークイベント中・本編上映中には、会話・発声はお控え下さいますようお願い致します。
※場内でのカメラ(カメラ付き携帯を含む)、ビデオによる撮影・録音・録画は固くお断りします。
『カミング・ホーム』
2023年/87分/アメリカ/英語/5.1ch/原題:Jules/カラー
監督:マーク・タートルトーブ
出演:ベン・キングズレー、ゾーイ・ウィンターズ、ハリエット・サンソム・ハリス、ジェーン・カーティン、アンナ・ジョージ
脚本:ギャビン・ステクラー
提供:キングレコード
配給:NAKACHIKA PICTURES
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