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『トランジット・イン・フラミンゴ』古川琴音が“冷蔵庫の声”で出演/本編映像も解禁!

3人ぷらす1個の、フラミンゴを探すヘンテコな旅。
ひょんなことから始まった 笑って迷って、少し前に進むトランジット・ストーリー。

この度、本作に古川琴音が“冷蔵庫の声”で出演していることが解禁となりました。
古川が声を吹き込むのは、アカリ(祷キララ)が背負い、主人公たちの奇妙な旅に寄り添い、物語の中心で静かな存在感を放つ「冷蔵庫」。ひょんなことから出会った3人と1台の冷蔵庫がフラミンゴを探して歩く本作に、声の出演として不思議な奥行きと温度をもたらしています。

出演にあたり古川は、「冷蔵庫の姿が映るたびに、まるで自分もその場に居合わせていたかのような気持ちになり、3人の何気ない会話を不思議と懐かしく感じてしまいました」とコメント。さらに、舞台となる奈良県宇陀市の風景についても「観ているうちに優しい気持ちに包まれる作品」と語り、本作への参加の喜びを寄せています。

あわせて、お笑い芸人のオズワルド 畠中、映画批評家の相田冬二、映画監督の内山拓也、歌人の上坂あゆ美、映画監督・俳優の鈴木卓爾、YouTube「エイガブッ!」の寺嶋夕賀、映画プレゼンターの赤ペン瀧川ら、各界から絶賛コメントが到着しました。さみしさとやさしさ、ユーモアと違和感、そして3人の何気ない会話が生むあたたかさを、それぞれの言葉で評しています。


■古川琴音(冷蔵庫の声役)
冷蔵庫の姿が映るたびに、まるで自分もその場に居合わせていたかのような気持ちになり、3人の何気ない会話を不思議と懐かしく感じてしまいました。
宇陀市の穏やかな風景や、そこに暮らす人々の営みも、なぜか見てきたことがあるような、観ているうちに優しい気持ちに包まれる作品だと思いました。
改めて、この作品に参加させていただけたことを嬉しく思います。
 

■各界からのコメントは以下よりご確認ください。※順不同・敬称略
オズワルド 畠中(お笑い芸人)
冷蔵庫ひとつがつないだ偶然の出会い。ゆるくてほんのり温かい3人の会話が何気なさすぎて、自分の中で思い出にもならなかった思い出が蘇ってくる。
何でもない出会いと何でもない会話の積み重ねで人はその人になっていく。
3人で笑い合うシーンは、僕の人生の中の大切な記憶のように宝物です。
 

相田冬二(Bleu et Rose/映画批評家)
さみしさとやさしさが絶妙なころあいで混じりあっていて、素敵なエッセイを読んでいるすこやかさ。演技にも物語にも映像にも圧がなく、登場人物それぞれ抱えているものはあるけれど、そこにすがらないし理解も求めない。初対面同士三人の、気遣いと沈黙と笑いに、うすぐもりのまぶしさがある。わたしたちの現実は理想とはほど遠い。だれもがアウェイにいる。だからこそ、この人生・世界・時空での束の間の滞在を大切にできるのだ。
 

内山拓也(映画監督)
「トランジット・イン・フラミンゴ」は、物語が前に進むというよりも、横にずれていくような映画だ。
人と人がゆるやかに交差しながらも、寄り道の連続の中で、会話はどこか噛み合わず、それでもなぜか関係だけは少しずつ動いていく。ユーモアと違和感が同じ温度で混ざり合い、そのどちらにも回収されないまま、観る側の中に残っていく。
その軽やかな“ズレ”こそが、この作品の魅力です。
どことなく可笑しく、ちょっと不思議で、ほのかにあたたかい——いまでは少し珍しくなった映画の手触りが、静かに息づいている。
 

上坂あゆ美(歌人)
人生は細い管みたいに、容易に詰まってしまう。きっと、やさしい人ほどその管が細いのだ。これは細い細い管のような人生を送る、やさしい三人の物語。
 

鈴木卓爾(映画監督・俳優)
山下リオ、細川 岳、祷 キララ。唯一無二の三人をずっと沢山観られる幸福感と満足感。しかも、三名の演技のしあいっこで奇跡が生まれるのを観られる至福感。他者に対してグラリと来るこの妙な感じ。凄い忙しい人も、とてつもなく暇な人も、人に恵まれてる人も、人間関係嫌んなっちゃった人も、90分楽しめます。
 

寺嶋夕賀(YouTube「エイガブッ!」)
ごく普通の日常だけど、どこかはみだしている。
片足立ちでふらつきながら、曲がりくねった道をほんの少しずつ前に進む。人生って、ちいさな変化の積み重ねだ。
私もどこかで冷蔵庫のような存在を心に抱えながら、フラミンゴを探してしまう。
 

赤ペン瀧川(映画プレゼンター)
なんて愛おしい映画なんだ。
3人が過ごした時間がいつか、
人生に大きな意味を持つのだろう。
そんな日々が、そんな出会いが、僕にも訪れるかも知れない。
そう思うと、心がふわっと軽くなる。
この映画に出会えて本当に良かった。
 

東紗友美
私たちは時折、中途半端に真面目すぎるのかもしれない、そう思うことがあります。
期待に応えようとし、空気を読み、誰かにとっての「正解」でいようとする。
だから現代では、頑張ることよりも「無理をしないこと」の方がずっと難しかったりする。
そして、その見えない緊張感に、正直疲れてしまう瞬間がある。
そんな、肩に力が入ってしまった心をふっと解きほぐしてくれるのが、映画『トランジット・イン・フラミンゴ』でした。
主人公の小絵をはじめとする、男1人、女2人のいびつな3人組。
彼らは、大切な亡き友人が使っていた「ほぼ正方形の冷蔵庫」という、どう考えても非日常でシュールな荷物を抱え、フラミンゴを見つけるための奇妙な旅に出ますが、スクリーンには、点々とピンク色が映り込む。
モヤつく女性が羽織るピンクのカーディガン、想像の中で見る桜、ピンク色のパジャマ。
フラミンゴという得体の知れない真実に近づいていくかのように。
謎解きみたいな、でももっとゆるくて同時にあたたかい旅、宝探しをしながら自分を探し直していく、そんな感覚でした。
そしてシュールな設定でありながら、不思議と「本当にこんな一日があったのかもしれない」と思わされたのは山下リオさん、細川岳さん、祷キララさんという3人の、呼吸はおおむね合ってるけれど、阿吽の呼吸とかではない、でも確実に響き合っている自然体の演技ゆえだとおもいました。(この3人のバランスが、どこまでも絶妙で最高でした!)
劇中、フラミンゴについての興味深い会話が出てくる。
フラミンゴは、助走がないと飛べないこと。
そして、生で見ると意外と汚いこと。
遠くから見れば、片足の奇跡的なバランスで立ち続ける静かな芸術のようだが、近くで見るとどこかユーモラスで、少し泥臭い。
その神秘性と不格好さが共存しているところこそが、フラミンゴの最大の魅力なのだとこの何気ない会話を通して、ふと思ったのですが。
これは、そのまま私たちの人間関係にも言えるのではないかと思ました。
遠くからは完璧に見える人も、近づけば不器用で、飛び立つためには長い助走が必要だったりする。
この映画の3人組が全く無理をしていないように見えるのは、互いの「助走」を急かさず、近くで見る「泥臭さ」をありのままに受け入れているからだ。近すぎず、遠すぎない。
相手の領域に土足で踏み込むことはしないけれど、重たい冷蔵庫は一緒に持ってくれそう、、、!
そんな絶妙なバランスが、たまらなく心地よい。
遠くから眺めるような美しいだけの関係性じゃなくていい。
時には片足でふらつきながら、少し泥をつけて、それでも隣で歩いてくれる人がいる。フラミンゴとその仲間たちのように。
真実を知ったとしても、誰かにとっての魅力は変わらない。そんな「無理をしない距離感」のお手本のような3人の姿に、少しだけ自分の呼吸が楽になるような時間でした。
人間関係に疲れを感じている人や、自分らしくありたいと願ういまをいきる世代に届くべき一本だと思いました。
こういう作品が大好きです、、、!
 
 


 
トランジット・イン・フラミンゴ
監督・脚本:堀内友貴
出演:山下リオ、細川 岳、祷 キララ、三浦誠己、田中隆三、古川琴音(声の出演)

エグゼクティブプロデューサー:河瀨直美 プロデューサー:吉岡フローレス亜衣子
撮影:春⽊康輔 照明:髙﨑 信 録音:森 英司 美術:塩川節⼦ 藤原達昭 音楽:⼯藤祐次郎 編集:唯野浩平
スタイリスト:飯⽥恵理⼦ ヘアメイク:南辻光宏 中野泰⼦ 助監督:内⽥知樹 制作担当:濱本敏治
配給:Stranger 宣伝プロデューサー:内⼭華鈴 宣伝:平井万⾥⼦ 豊⼭紗希 企画・製作:なら国際映画祭 助成:奈良県 宇陀市 スポンサー:中村建設

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